TAIGATARI

大好きな大河ドラマの感想や考察を綴るブログ。2018年は西郷どん。同時進行で2017年のおんな城主直虎も振り返ります。

おんな城主直虎第2話「崖っぷちの姫」感想

ブログを書くにあたって

DVD借りて見返しているのですが

何度観てもイイ!!

…井伊だけに?

より深く細かく

色んな伏線や

役者さんの表情仕草に

気づけるので

楽しいですね。

 

まだ観てないよって方はこちら↓

www.nhk-ondemand.jp

 

※ここからネタバレします。ご注意ください↓

 

前回はおとわの幼馴染・亀之丞が

父親の謀反のかどで追われる身となってしまいました。

 

キャスト

小野政直

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今川の目付であり鶴丸の父である

小野和泉守政直(おのいずみのかみまさなお)。

吹越満さんは軍師官兵衛にもご出演なさってましたね。 

飄々として感情を表に出さない

サイコパス的な役柄がとてもハマっています。

 

瀬戸方久

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最初、誰 !?ってなりませんか笑

2017年大活躍のムロツヨシさん。

家出するおとわを家に泊め

ごはんもごちそうし

井伊に送り届けます。

が、かどわかし(誘拐犯)として

斬られそうになりますww

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方久「ええ〜」

おとわに身の上を語った場面

「このまま終わるつもりはない」と言い放つ

方久の眼の奥にある希望が見えたワンシーンがよかったです。

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映り込みが多くてすみません…

 

ストーリー

亀を逃せ! 

亀之丞を探す今川の追っ手に捕まったのは

亀に笛を届けたおとわでした。

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その後、おとわは井伊に連れてこられ

「竜宮小僧を探しておった」と方便を言い

今川の追求を逃れます。

今川の家来を睨みつけるこの眼。

柴咲コウさんにも共通する鋭い眼光がさすがです。

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鶴、恋心がおとんにバレバレ

今川は謀反と亀を逃した罰として

おとわと鶴丸をめあわせるよう要求します。

それを伝える父・政直のこの表情。

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政直「(おとわの)なにがいいのか知らんが好いておるのじゃろ」

それを受けて鶴。

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鶴丸「なにを勘違いされておるのやら

父親に「お前あの娘のこと好きなんだろ?(ウリウリ)」とか

言われたら息子としては嫌ですけどねww

親心としては

息子が井伊の家督も継げて

好きなおなごと一緒になれて

自分はそれをニヤニヤしながら後見できるのは

嬉しいんだろうな〜。

 

鶴を明るく振るおとわ

井戸端でばったり遭遇する鶴丸とおとわ。

自分の父が実質亀の父を殺し、亀を追いやった張本人だと

おとわに伝えるも

おとわは「鶴の父は恨んでも、鶴を恨む筋ではなかろ?」と

男らしく鶴丸を励まします。

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好いたおなごが味方でいてくれることに

安堵する鶴(かわいい)。

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ほっこりしますね…ずっと観ていたい…。

その直後、亀を待つゆえ夫婦約束はできぬと

これまたさっぱりと言い放つおとわ。

自分を恨まないでくれたのと同様

筋が通っているだけに

自分の気持ちをぐっと堪える鶴なのでした。。

 

亀がかわいそうじゃないかぁぁ

なんとか夫婦約束を反故にできぬものかと

おとわが家出をし方久に井伊に連れてこられたあと

両親に訴えます。

「亀は何も悪いことをしておらぬのに

戻ってくると言うたのに

我が鶴と夫婦になっていては…

亀がかわいそうではないかぁぁ」

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亀を逃した以上今川の沙汰をはねつけることはできないと

誰もが思います。

誰も、亀が帰ってきたときの気持ちまで

想像ができていない。

井伊の跡取りだから命がけで亀を逃し

亀も必死で生きて帰ってこようとしているのに

それが見えているのはおとわだけだったのですね。

 

重要なアイテムたち 

物語の中で伏線ともなる

アイテムが多く登場するのも

この回の特徴です。

 

亀の笛

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亀之丞が、父・直満からもらった笛。

笛しか取り柄がないという亀の

大切な宝物です。

おとわの鼓(つづみ)

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亀とおとわが夫婦約束をした際に

直満がおとわにと買い求めたもの。

息子が笛なら、娘は鼓と。

おとわの櫛(くし)

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おとわが方久に世話になったお礼にあげた櫛。

褒美の銭

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方久がおとわを井伊に送り届けたお礼に

褒美としてもらった銭。

 

どう効いてくるのかは、

このあとのお楽しみです!

 

顔芸の宝庫

親を阿呆呼ばわりするおとわ

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それにブチ切れる母・千賀

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千賀に震え上がる父・直盛

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僧となって夫婦約束をかわすことを思いついたおとわ

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髪を剃る娘に驚く直盛

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まとめ

いや〜

細かいところまでは

書ききれないくらい

見どころいっぱいの第2話でした。

幼少時代の話と侮ることなかれ。

ちゃんと大事なことが詰め込まれた、

ドラマとしては重要な回ですよ!

 

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byもっちー

 

西郷どん第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」感想

日常会話に薩摩弁が

混ざってくるようになってきました

第5話です。

前回に引き続き、

結構ぶっとんでるな〜(笑)って印象を

持たれた方も多かったのでは?

 

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忙しいよって方はこちら(NHK公式)↓

5分でわかる西郷どん 

(まだ公表されていない様子。アップされ次第リンク貼ります)

アップされました!↓

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※以降ネタバレします。ご注意ください! 

 キャスト

於一

於一(おいち・のちの篤姫)を演じるのは

北川景子さん!

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はー…美しひ…

私は2008年放送の大河ドラマ篤姫

ここ10年ではトップ3に入るほどお気に入りで

特に天璋院篤姫を演じられた

宮崎あおいさんが大好きなので

この大事な役を誰が演じるのかと

楽しみにしてました!

北川景子さんは

テレビドラマ「家売るオンナ」(2016,日本テレビ)を観て以来

好感をもっていたので

嬉しい配役でありました。

まだ10代の於一を演じていらっしゃるので

メイクも薄く若々しいですね。

 

今回、「おいち」と読み仮名が表示され

そんな名前だったかな?と

思って調べましたら

篤姫(2008)では於一と書いて

「おかつ」となっていたのでした。

(おいちの方が新説なのだとか)

この一年、北川篤子が拝めるのかと思うと…眼福ですね。

 

ストーリー

少女漫画は突然に

今回は糸ちゃんに縁談がきた!っていうのが

メインのお話でした。

糸ちゃんは吉之助を想っているので

親が決めた婚約者と一緒になるのをためらっていましたし

吉之助や正助も

好きな人がいるなら親に従わなくてもいいというスタンスで

ずいぶん現代的な感覚をお持ちなのだな〜…と思いました。

 

問題は

糸ちゃんが橋の上で下駄を飛ばし運試しをするシーンですが

率直な感想を書かせていただきます。

 

下駄が吉之助に当たって流れていったので

吉之助が糸ちゃんに自分の草履を貸しました。

↑ここまではわかる

喜ぶ糸ちゃん、草履を履くも大きすぎて転ぶ

↑ん?

すかさず吉之助が糸ちゃんをおんぶする

↑んん!?

…ちょっとよくわかんなかったです。

足を怪我したとかならわかりますよ…?

下駄が片方ないだけですよ…?

好きな男の前で転ぶ糸ちゃんもあざといですし

下心を微塵も感じさせない爽やか吉之助も男として不自然…

第2話では「男女七才にして席を同じくせずち申しますし…」

と糸ちゃんが言っていたのに

下駄がないだけでおんぶはアリなのか…?と

混乱状態で観ていました。

 

極めつけは糸ちゃんの「んにゃも…」

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あざとかわいかったです。

女からは嫌われるタイプですね。

真田丸のきりちゃん(長澤まさみ)が地団駄踏んでいるのが目に浮かぶ…

 

史実に忠実にいくと糸ちゃんはこのとき8才のはずなので

完全にこの辺りは設定も含めて創作なのだそうですが。

創作にしてもちょっと色々不自然では…?と

物語から浮いてしまっている感じがしてしまいました。

 

筋肉じゃ!筋肉じゃ!

さて、今回の見どころのひとつ、御前相撲ですが

もう鈴木亮平の筋肉しか見えない。

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以前も、彼のことをカメレオン俳優と書いたのですが

やはりきっちり仕事してくれますね。

これほどの体格になるまでの努力…脱帽です。

 

ラスボス・斉彬さま

卑怯な手を使わずに御前相撲で勝利をおさめた吉之助。

これで斉彬に直訴できる!とめでたしな展開を見事に裏切る斉彬さま。

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勝っても負けても恨みっこアリアリなリアル御前相撲。

もう色々ぶっとんでおります。

この際歴史云々は一旦置いといて、

ドラマとして考えたら

ここで勝負を受けて手加減なしで戦ってくれる者なら

自分を本当の意味で信頼しついてきてくれると

斉彬さまは考えたのだと察しはつきます。

赤山靭負という右腕を失った今

斉彬さまには信用できる家来が

必要だったのでしょう。

 

というところまで考えて

なんで吉之助は牢に入っているんだろう

ってなりますよね…おかしいな…

 

まとめ

色んな意味で目が離せない展開となってきた西郷どん。

ただの優等生大河ではなさそうな雰囲気がぷんぷんしてきました。

皆さんはどんな風にご覧になりましたか?

コメント欄で好き〜に語っちゃってください!

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byもっちー

西郷どん第4話「新しき藩主」感想

もう2月になってしまいました。早い!

 

さぁ第4話です。

ここまで安定を保ってきた西郷どんが

今回は結構冒険してましたね〜^^

 

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※以降ネタバレします。ご注意ください! 

キャスト

赤山靭負

沢村一樹さん演じる赤山靭負(あかやまゆきえ)。

西郷どん放送が始まって間もなく朝イチにご出演なさっていたので、

死亡フラグと囁かれていましたが…^^;

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由羅の方

薩摩藩主・島津斉興の側室お由羅。

息子・久光を次期当主にせんがため

あの手この手で斉彬を排そうとしています。

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この、女優感MAXの小柳ルミ子お由羅さま大好きです!笑

 

島津斉興

薩摩の藩主・島津斉興(しまづなりおき)を演じるのは鹿賀丈史さん。

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この方、翔ぶが如く(1990年)では

大久保利道役だったのですね…!

当時から観ていた方にとっては

おぉ…!ってなるんでしょうなぁ。

 

島津斉彬 

父・斉興の藩主の座を狙う斉彬(なりあきら)。

西洋かぶれと罵られていましたが

考えが先進的すぎて周囲から変人扱いされるというのは

歴史あるあるですね。信長しかり…吉田松陰しかり…

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言わずもがなの渡辺謙さま。

 

 

ストーリー

赤山靭負の自害

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由羅の方を暗殺しようとしたとして

斉興の怒りをかった斉彬派。

その影響で赤山靭負切腹の沙汰がくだってしまいました。

 

そこに対し、なんとかはたらきかけようとする吉之助ですが

完全に頭は沸騰状態。

後先考えず、猪突猛進といった感じです。

 

その様子とは対照的に

赤山さまは静かに死を受け入れます。

吉之助らを集めて

あくまで明るく酒を振る舞っていました。

 

自分が死ぬことで立ち上がる人がいること

自分が描いている藩の姿を実現してくれる人が現れること

自分の志を継いでくれる人がいること

それがわかっているから

笑って人柱となったのでしょう。

 

あとは…

薩摩武士というのは悲しいときでも

湿っぽくなるのを嫌うものなのですかね?

 

 

不器用な薩摩武士

私が一番泣けたのは、

大久保正助の父・次右衛門(じえもん)さんと

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西郷吉之助の父・吉兵衛(きちべえ)さんの

相撲のシーン。

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斉彬派掃討のあおりを受けて

喜界島に島流しになってしまった次右衛門さん。

生きて帰れるかはわからないという局面ながら

案外あっさり家族に別れを告げて

出て行こうとしますが

吉兵衛さんに引きとめられて

相撲をとることに。

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相撲を通して

みんなから大きな声援を受けた次右衛門さん。

吉兵衛さんは面と向かって

「頑張れ、絶対生きて帰ってこい」とは

言わなかったけれど

次右衛門さんには届いているんだろうなぁ。

 

やっぱり薩摩武士は湿っぽいのを嫌う性分なのでしょうかね…

しんどい時顔にも言葉にも出さないのは男らしい。

 

まさかのロシアンルーレット

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ネットでも反響かなりあったようでした。

このロシアンルーレット

ケン・ワタナベをいかにかっこよく見せるか

 追求した結果ですよね。ありがとうございます。

 

斉彬のシュミレーションでは

どう説得しても斉興との話は平行線で終わってしまう。

だからもう男の意地と意地のぶつけあいで

決着をつけるしかないと

あんな感じになっちゃったんでしょうね。

かなりの荒技でしたが

ドラマとしてはかっこよかったかな。

(史実重視の方はちょっと苦笑い?)

 

説得するためのコマをどう出していくか

もうお盆の上に全部準備してましたもんね斉彬さま。

 

そして全てを察して刀を収める

側近の方々。

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今回は斉興が完全な悪役として描かれていましたけど

最後の西郷どん紀行にて

斉興が斉彬を嫌うのは

長く実権を握られていた祖父に

斉彬がよく似ているからだとありましたので

(そんな大事なことは本編でやったげて…)

人間的なタイプが違ったってだけで

斉興さんそんな悪い人だったのかな?って感じでしたが。

 

まとめ

安定、安定で来ていて若干面白みに欠けるかな…?とも

思われた西郷どんでしたが

ちょっと面白い試みが観られた回でした。

 

あとは鈴木亮平さんの熱演で

もはや西郷さんの最初の違和感みたいのは薄れつつあるという…

 

吉之助自体はまだまだ未完成の青二才で

綺麗事しか言わない

信じたものを疑うことを知らない

多角的な考え方ができない

思い込んだら一直線!

といった感じですが

赤山さまという身近な師を失って

これからどう変わっていくのでしょうか。

 

 

おまけ

このシーンのカメラのアングルが

コメディタッチで好きでした。

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由羅「みんな、私を斬りにいらっしゃい!!」

久光「…( ´ Д  ` ;)ハラハラ」

斉興「…由羅(呆れ)」

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byもっちー

 

西郷どん第3話「子どもは国の宝」感想

第3回、観ましたか?

薩摩弁ちょっと慣れてきましたよ。

 

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※以降ネタバレします。ご注意ください! 

キャスト

主要キャストから振り返っていきましょう。

中村半次郎

まずは中村半次郎役・中村瑠輝人くん

(役と同じ苗字とは…!)

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殺陣のお芝居上手でした…

いっぱい練習したんだろうなぁ。

 

調所広郷

今回 自害した調所広郷殿(竜雷太さん)。

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竜雷太さん好きとしては

悪役をやっていても

悪だけの人に見えないのです。

藩の多額の負債を

やり方はどうあれ黒字に転換し

藩の財政を立て直したほどのお方、調所様。

最後は罪を被って死ぬというところまで

きっと本人の中では筋書きができていたのではないかと。

死んでも藩と、藩主を守るという気概があったからこそ

対立していた斉彬様も

「失いたくはなかった」と悔やんだのだと思います。

 

阿部正弘

幕府の老中・阿部正弘

藤木直人さんが演じています。

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阿部正弘といえば安政の改革を行った人物として

教科書にも出てくるほどの重要人物。

幕府内部の腐敗と

異国の脅威にいち早くアンテナを張り

改革を推し進めた彼からしたら

考えの近しい斉彬は

外様大名でありながら

同士のような頼れる存在だったのでしょう。

 

ストーリー

前回は吉之助が斉彬様に

会いたかったけど会えなかった上に

自らの無力さを痛感する、という内容でした。

 

貧乏な下級武士

今回は薩摩の貧窮ぶりが

百姓のみならず武士にまで及んでいること

西郷家もその例にもれず

とうとう借金までする必要があったことなどが

描かれていましたね。

吉之助の父・吉兵衛は

商人に100両の借金をしていましたが

江戸時代の100両って今でいういくらなの?と

調べてみたところ

だいたい1000万円

ということが判明。借りすぎじゃない?(小声)

 

しかし武士は貧しくとも体面上、

商人のようにものを売って歩くこともできず

刀を質に入れることもできず

どうにもならずにその土地から脱すると脱藩浪士といわれ

二度と武士には戻ることができないのですね…。

 

武士の貧窮ぶりをここまで丁寧に描くか〜と

新鮮な気分でした。

きっと後々大事な要素として効いてくることでしょう。

 

 

島津家のお家騒動

そんなお国の経済状況をよそに

当主・斉興を降ろそうとするもの

(厳密にはお由羅&久光の排除)と

世継ぎ・斉彬を排除しようとするものとの

対立が起こっています。

 

斉彬を担ごうとしている者は処罰され

その矛先は赤山様にまで…

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吉之助の原動力がさらに加速していきます。

 

付け焼き刃の解決法

吉之助が斉彬様に宛てて書いた意見書が

何通もあると触れられていました。

 

私がちょっと引っかかっているのは

吉之助が脱藩を手伝った疑いをかけられ

赤山様に助けられたあと

半次郎の家の土地を

赤山様の力で安堵してほしいとお願いするシーン。

 

「おいは、どげん家に生まれたもんも

みながたらふく飯が食えるような世の中に

せんといかんち思っちょりもす」

と口にする吉之助ですが

そこだけ急に台詞っぽいというか

核心に行き着くの早くないか?

いう印象を受けました。

まぁ、直後に赤山様が

「お前ら二人の思いはきっとあん方(斉彬様)にも伝わっちゅう」

という台詞から

村の人たちの境遇を見て

自分や家族の置かれた状況を見て

斉彬様に手紙を書いていく中で

深まった思想なのかな?と

察することができなくはないですが

「子供は国の宝」というのも

このドラマ中では完全に斉彬様の受け売りですし

自分の言葉として発するには

説得力がまだまだ弱いように思います。

どんなに正しいことを言っていても

このままではただの斉彬様ファンだと

周りから相手にされなくなっていきそうな…笑

 

さらには半次郎の土地を安堵すると

意外にも安請け合いしてしまう赤山様。

急を要する事案とはいえ

場当たり的な解決にしかならない上に

貧困→藩のお金を使い込む→土地を召し上げられる→脱藩寸前

の一連の流れを知っている人からしたら

赤山様が対応することによって

やはり不公平だと思う人、

損する人が出てくるのではないでしょうか。

(徳政令もそんな感じですね)

これでは西郷に頼んだもん勝ちになってしまいそう。

 

まとめ

まっすぐだけどまだまだ浅い

そんな今の姿を見せようとしているのか

このままの正義感で突っ走っていくのか

次のお話に期待です。

 

 

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byもっちー

おんな城主直虎第1話「井伊谷の少女」感想

2018年大河ドラマは西郷どんですが

同時進行で毎週1話ずつ

前年の大河ドラマおんな城主直虎も

振り返っていきたいと思います。

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と言いますのも

私はこの直虎が

直近10年の大河ドラマ史上

最大の問題作にして

ある意味最高傑作だと

思っているのです。

 

ゆえに

全てを知った上でもう一度DVDで追いたい!

直虎ファンの方と感想を共有したい!

まだ観ていない方

評判を聞いてやめてしまった方に

ぜひ観てもらいたい!

という思いで書きます。

 

全部観たからといって

先々のことまで書くことは

極力避けようとは思っています。

まだ観ていない方でも

記事を読めるように。。

ただ第1話の記事なら

第1話の内容に触れないわけにはいかないので

第1話分はネタバレします。悪しからず。

 

それでは

はじまりはじまり〜!

 

 

キャスト

語の中心人物たちを紹介していきます。

幼少期のおとわ(のちの直虎)を演じるのは

荒井美羽ちゃん。

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元気いっぱいで破天荒な女の子の役がお似合いです。

 

おとわの幼馴染で小野の長男、鶴丸(のちの小野但馬守政次)は

小林颯くん。

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クールで賢い策士の雰囲気がムンムンです。

もうすでに憂いを帯びたどこか影のある表情が…!

NHKはよくこういう子を見つけてくるもんだな〜。

 

おとわのいいなずけとなる亀ノ丞(のちの井伊直親)は

藤本哉汰くん。

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かっっっわいい……!!!!

どうしたら宇梶さん(父・直満役)からこんなk…

 

この 3人の幼馴染を中心に

物語が進んでいきます。

 

幼馴染で三角関係とはなんと羨ましい…

 

彼らを見守る南渓和尚小林薫さん)

という図式が基本構造になっていきます。

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ストーリー

きは戦国、井伊家の治める井伊谷が舞台です。

 

充実した幼少時代

昨年のことなのでよく覚えているのですが

子役が演じる幼少期の話が

第4話まで続くという前情報が

ニュースにもなっていましたね。

 

通常大河ドラマでは

幼少期を第1話に収めるか

やっても第2話までというものが多い中

異例の4話とあって

度肝を抜かれた方も多かったのではないでしょうか。

 

ここからすでにチャレンジは始まっていたのですね。

 

実際私も当時は

何をそんなにやることがあるのか

と思っていました。

 

でも第1話が放送されて

子役たちの演技力のすごさと

脇を固める俳優陣の名演に圧倒され

これは4話と言わずずっと観ていてもいい!とまで

思うようになりました(ちょろい)

 

それにしても最初のシーン、

鶴がおとわを追いかけるところから

始まるのでしたね…(遠い目)

 

一年もつのか…?

大国に挟まれた小さな国衆の話というのは

直虎の前年に真田丸でやっていましたよね。

 

真田丸の主人公であった真田信繁(幸村)は

戦国武士の中でも有名で記録も多く

人気の高い武将であり

国元で過ごすだけではなく

太閤・秀吉に仕え

日本の中心に身を置いた人物でした。

 

一方で直虎は

男か女かもはっきりせず

(第1回放送直前にそんなニュースがありました)

記録も少なく

日本中を駆け回るでもなく

一生のほとんどを国元で過ごし

後継となる男子が生まれなかったので

女が国を治めるという

奇異な生い立ち以外に

特筆すべき武功もありません。

 

一年を通して50話ほどある大河ドラマ

そのうち4回を幼少期が占めるとなると

ずいぶんゆっくりとしたペースで

細かく作っていかなくてはいけない。

一年をかけて

この謎多き人物をどう描くのか

正直不安の方が勝る滑り出しでした。

 

 

直満死す、そして亀は…

物語の方に話を戻しますと

そんな不安をよそに

第1話は非常に濃い内容となっています。

 

あまりあれこれ説明もせず

物語の中で人となりや設定を見せていく ので

脚本が上手だなと思いました。

 

いつも一緒に遊ぶ幼馴染が

大人の事情によって

少しずつ歪んでいってしまうのが

切ないですね。

 

決定的なのは亀ノ丞の父・直満が

謀反のかどで今川に切られてしまう事件。

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そして首を差し出すよう命じられた亀は逃亡生活を強いられ

いいなずけのおとわはそれを待つ

いや、待てずに追いかける!笑

 

初回の1話の中でも

登場人物のキャラクターや

井伊谷の置かれている状況

物語の根幹となる要素や伏線を散りばめながら

謀反、逃亡までのゴタゴタを

テンポよく一気に見せてしまうのはさすがです。

 

まとめ

 言で言えば

大河っぽくはない。

大河ドラマとして観たら

いささか違和感を覚えると思います。

主人公を取り合う2人のイケメンにフォーカスし

スイーツ大河などと揶揄する声も当時はありましたね。

 

しかし史実云々よりも

ドラマとしての完成度を

求めている私としては

面白い試みだと思いました。

 

ほとんど誰も

直虎について明確なイメージを持っていないので

要はやりたい放題なんですよ。

歴史と歴史の間をどう埋めるのか

説得力をもった答えを示せるのか

脚本家の力量が問われるところです。

 

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始めて間もないブログにも関わらず

読んでくださる方がいるようで

大変光栄です…!

ありがとうございます!

 

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byもっちー

 

 

西郷どんオープニング感想2〜映像編〜

映像について

曲の感想を先に書いています。

併せてご覧ください ↓

西郷どんオープニング感想1〜曲編〜 - TAIGATARI

 

さて、この曲を引き立て

ドラマの印象をも左右する

大切な映像についても触れていきましょう。

映像について特筆すべき見どころは3つ!

 

 

見どころ1 大迫力のロケ映像

まず思ったのは

今年はCGじゃない!!

ということです。驚きです。

 

公式でも紹介されているように

鹿児島県内13箇所で撮影されたという大迫力の映像たち。

霧島山を含む山々は海外かと思ったくらい雄大

滝(雄川の滝とフナンギョの滝というらしい)はCGかと思うくらい美しく

薩摩の魅力がぎゅっと詰まった

何度でも見たくなる映像になっています。

 

ここのところはCGがメインで使われていたので

良い試みだなぁと思いました。

 

 

見どころ2 人がいっぱい出てくる!

冒頭は子供の西郷さんと大人の西郷さんが

相撲をとる珍しい入り方。

また、それを取り囲むのは

幼少期の幼馴染たちと

微笑ましく和やかな映像になっています。

 

ひょうきんな音楽ともマッチしていますね。

 

・主人公が一人でオープニングに登場

・もしくは風景などの映像のみ

というオープニング映像が多い中

のっけから大人数が出てくるのは珍しいパターンです。

 

第1話で出てくる甲冑を着た子供たちの姿や

神社の前で和太鼓を叩くお面の男たちなど

主人公以外の人物がこんなにも

登場するのかと

新鮮な気持ちで観ていました。

 

 

見どころ3 西郷さんがずっと笑顔

冒頭の相撲のシーン

桜島バックに飛び跳ねるシーン

森を慈しむように歩くシーン

山頂からカルデラ湖を眺めるシーン…

どこをとっても西郷さんの笑顔が印象的ですよね。

 

主人公がオープニング映像に登場する場合

大抵険しい表情や勇ましい表情で

作られていることが多い中

これだけ全面的に笑顔が多いのは

珍しいですね。

 

曲の明るさをより強調し

本作のイメージを

効果的に印象付けてくれていると思います。

 

 

まとめ

こうして書いてみると

伝統的な大河の型をしっかり踏んでいる

作品の内容とは裏腹に

オープニングの曲や映像は

様々な新しい試みがなされていることがわかります。

それでいてやりすぎ、ちぐはぐということもなく

安定志向の作品とのバランスがとても良い感じがしています。

 

作品の根底に流れる西郷さんの明るさ・闊達さ・優しさなどが

上手に織り込まれている気がします。

明るいってそれだけで人を魅きつける要素になるんだな、

今年はきっとそういう大河ドラマになるんだな、

と思わせてくれるオープニングだと感じました。

 

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byもっちー

 

西郷どん第2話「立派なお侍」感想

さてさて、第2話です。

ブログを書くに当たって

1話につき2回観るので

第2話の 2回目で初めて

字幕を表示させてみたんですが

これ、正解です。

オススメです。

リモコンの「字幕」ってボタン押すだけ。

録画でも表示してくれるんだ〜って

今更知りました←

 

…はい、感想ですよね。

ここからは観ている前提で書いていきますよ。

ネタバレも含みますし、

観てないとなんのこっちゃな部分もあるかと思いますので

ご注意ください!

 

第1話の幼少期から

小吉が立派な二才(にせ)になって

役人としてお勤めを始めるところまで

時が流れました。

 

キャスト

回はやはりこの方!

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大久保正助、のちの大久保利通役の

瑛太さん!

 

私の中ではやはり

篤姫(2008)の小松帯刀の印象が

まだまだハッキリと刻まれております…^^;

今回もまたかなり重要なポジションを

演じられることになりましたね。

そしてまた振り回されるんですかね笑

瑛太さんは苦労人の役がとてもハマります。

 

そして村の娘・ふきどん!

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訛りも自然で、役だということを

忘れてしまうほどの演技力!

そして普通にしてたら

かなりの美少女であることは間違いないでしょう。

また出てこないかな〜。

 

あとは私が一番びっくりした人!

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2回目観て途中で気づきました。

ドランクドラゴン鈴木拓さんじゃないですか!

全っ然わかんなかった。

OPでちらっと名前が出たから

ふ〜ん出るんだくらいに思っていたけど

もうメガネないし髪型ヒゲが違うと別人なのね…

演技もとてもとてもお上手で

感心して観てました。

 

 

ストーリー

体的にやはり安定感がありました。

真新しさや驚きはあまりないですが

堅実で着実。

一昨年の真田丸

昨年のおんな城主直虎と

結構(いや、かなり?)異質なのが続きましたし

来年は東京オリンピックとド近代で

初の試みづくしでしょうから

ここらで大河らしい大河をやっておくのは

大事なことだったろうと思います。

従来の大河ファンは

「コレコレ!」って感じでしょうし

安心して1年観ていけるのではないでしょうか。

 

まっすぐな吉之助

目の前で起きる不正や身売りを

黙って見過ごすことができない吉之助。

考えが浅はかだ、と多少イラっとする

正助どんタイプの視聴者も多かろうと思います。

まだまだケツの青い第2話です。

 

それから吉之助どん

完全に斉彬さまに恋しちゃってますね

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ハンカチを大事そうに広げる姿なんか

ラブレターを開ける乙女のよう…

 

第1話(西郷どん第1話「薩摩のやっせんぼ」 - TAIGATARI)でも

村のおなごに「女はつまらん!」と叫ばれ

友達に腕切られて斉彬さまにお会いしたくらいじゃ

動機はまだまだ弱いと書きましたが

動機を強化する回ですね。

売られていく少女ひとり助けることができない。

 

だから斉彬さまに会えなかった理由としては

・吉之助がまだ強くなってないから

・吉之助と斉彬さまが同じ方向に向かってひた走っているから

ということが考えられると思います。

 

斉彬さまは目で語る

第2話も渡辺謙さまが光ってましたね〜

父親との溝が決定的になった瞬間の

この表情。

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目力で人を射抜けそう…。

 

また、自分に会いたいという者を待つ

この表情。

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何も語らずとも

小吉を思い浮かべているんだろうな〜と思わせる

 さりげない目の演技もさすがです。

両思いの顔です←

 

 

まとめ

視聴率が低迷しているだのと

心配の声が上がっているようですが

問題ないでしょう。

例年に比べて見劣りするとか

そのような印象は今のところないです。

録画が視聴率に反映されない以上

まことのところはわからないので

真に受けない方が良いですね。

 

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