TAIGATARI

大好きな大河ドラマの感想や考察を綴るブログ。2018年は西郷どん。同時進行で2017年のおんな城主直虎も振り返ります。

おんな城主直虎第1話「井伊谷の少女」感想

2018年大河ドラマは西郷どんですが

同時進行で毎週1話ずつ

前年の大河ドラマおんな城主直虎も

振り返っていきたいと思います。

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と言いますのも

私はこの直虎が

直近10年の大河ドラマ史上

最大の問題作にして

ある意味最高傑作だと

思っているのです。

 

ゆえに

全てを知った上でもう一度DVDで追いたい!

直虎ファンの方と感想を共有したい!

まだ観ていない方

評判を聞いてやめてしまった方に

ぜひ観てもらいたい!

という思いで書きます。

 

全部観たからといって

先々のことまで書くことは

極力避けようとは思っています。

まだ観ていない方でも

記事を読めるように。。

ただ第1話の記事なら

第1話の内容に触れないわけにはいかないので

第1話分はネタバレします。悪しからず。

 

それでは

はじまりはじまり〜!

 

 

キャスト

語の中心人物たちを紹介していきます。

幼少期のおとわ(のちの直虎)を演じるのは

荒井美羽ちゃん。

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元気いっぱいで破天荒な女の子の役がお似合いです。

 

おとわの幼馴染で小野の長男、鶴丸(のちの小野但馬守政次)は

小林颯くん。

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クールで賢い策士の雰囲気がムンムンです。

もうすでに憂いを帯びたどこか影のある表情が…!

NHKはよくこういう子を見つけてくるもんだな〜。

 

おとわのいいなずけとなる亀ノ丞(のちの井伊直親)は

藤本哉汰くん。

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かっっっわいい……!!!!

どうしたら宇梶さん(父・直満役)からこんなk…

 

この 3人の幼馴染を中心に

物語が進んでいきます。

 

幼馴染で三角関係とはなんと羨ましい…

 

彼らを見守る南渓和尚小林薫さん)

という図式が基本構造になっていきます。

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ストーリー

きは戦国、井伊家の治める井伊谷が舞台です。

 

充実した幼少時代

昨年のことなのでよく覚えているのですが

子役が演じる幼少期の話が

第4話まで続くという前情報が

ニュースにもなっていましたね。

 

通常大河ドラマでは

幼少期を第1話に収めるか

やっても第2話までというものが多い中

異例の4話とあって

度肝を抜かれた方も多かったのではないでしょうか。

 

ここからすでにチャレンジは始まっていたのですね。

 

実際私も当時は

何をそんなにやることがあるのか

と思っていました。

 

でも第1話が放送されて

子役たちの演技力のすごさと

脇を固める俳優陣の名演に圧倒され

これは4話と言わずずっと観ていてもいい!とまで

思うようになりました(ちょろい)

 

それにしても最初のシーン、

鶴がおとわを追いかけるところから

始まるのでしたね…(遠い目)

 

一年もつのか…?

大国に挟まれた小さな国衆の話というのは

直虎の前年に真田丸でやっていましたよね。

 

真田丸の主人公であった真田信繁(幸村)は

戦国武士の中でも有名で記録も多く

人気の高い武将であり

国元で過ごすだけではなく

太閤・秀吉に仕え

日本の中心に身を置いた人物でした。

 

一方で直虎は

男か女かもはっきりせず

(第1回放送直前にそんなニュースがありました)

記録も少なく

日本中を駆け回るでもなく

一生のほとんどを国元で過ごし

後継となる男子が生まれなかったので

女が国を治めるという

奇異な生い立ち以外に

特筆すべき武功もありません。

 

一年を通して50話ほどある大河ドラマ

そのうち4回を幼少期が占めるとなると

ずいぶんゆっくりとしたペースで

細かく作っていかなくてはいけない。

一年をかけて

この謎多き人物をどう描くのか

正直不安の方が勝る滑り出しでした。

 

 

直満死す、そして亀は…

物語の方に話を戻しますと

そんな不安をよそに

第1話は非常に濃い内容となっています。

 

あまりあれこれ説明もせず

物語の中で人となりや設定を見せていく ので

脚本が上手だなと思いました。

 

いつも一緒に遊ぶ幼馴染が

大人の事情によって

少しずつ歪んでいってしまうのが

切ないですね。

 

決定的なのは亀ノ丞の父・直満が

謀反のかどで今川に切られてしまう事件。

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そして首を差し出すよう命じられた亀は逃亡生活を強いられ

いいなずけのおとわはそれを待つ

いや、待てずに追いかける!笑

 

初回の1話の中でも

登場人物のキャラクターや

井伊谷の置かれている状況

物語の根幹となる要素や伏線を散りばめながら

謀反、逃亡までのゴタゴタを

テンポよく一気に見せてしまうのはさすがです。

 

まとめ

 言で言えば

大河っぽくはない。

大河ドラマとして観たら

いささか違和感を覚えると思います。

主人公を取り合う2人のイケメンにフォーカスし

スイーツ大河などと揶揄する声も当時はありましたね。

 

しかし史実云々よりも

ドラマとしての完成度を

求めている私としては

面白い試みだと思いました。

 

ほとんど誰も

直虎について明確なイメージを持っていないので

要はやりたい放題なんですよ。

歴史と歴史の間をどう埋めるのか

説得力をもった答えを示せるのか

脚本家の力量が問われるところです。

 

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始めて間もないブログにも関わらず

読んでくださる方がいるようで

大変光栄です…!

ありがとうございます!

 

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byもっちー