TAIGATARI

大好きな大河ドラマの感想や考察を綴るブログ。2018年は西郷どん。同時進行で2017年のおんな城主直虎も振り返ります。

西郷どん第9話「江戸のヒー様」感想

江戸編のスタートです。

新しいキャストが続々と登場して

一層華やかに。

第9話です。  

 

まだ観てないよって方はこちら↓

www.nhk-ondemand.jp

忙しいよって方はこちら(NHK公式)↓

youtu.be

 


※ここからネタバレします↓

 

キャスト

ふき→およし

第2話で借金のカタに売られていった娘・ふき。

流れ流れて江戸の品川宿の磯田屋で吉之助と再会しました。

before

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after

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お…おう…ふきどん…

となったのは、私だけでしょうか…

職業柄仕方ないのでしょうが

ケバめの化粧で話好き

男の扱いにも慣れて

侍相手でも堂々と振舞うさまが

村にいた頃のふきどんとはまるで別人。

その変わりようから

大変な身の上であったことは察しがつきますが

本人は「家族と離れたときに比べたら」と

明るく振る舞います。

そんなふきどん、今は「およし」と名を変え

常連の「ヒー様」のお気に入りに。

吉之助と「ヒー様」を結ぶキーマンとして

これからも機能してくれそうですね。

ふきどん…ナチュラルメイクの姿も見られるといいな。

 

一橋慶喜(ヒー様)

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徳川最後の将軍となる慶喜(よしのぶ)。

演じるのは松田翔太さん!

わかる!すごく慶喜っぽい!

と思いました。

が、過去には

篤姫(2008)で14代将軍・徳川家茂役として出演。

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(あ、松坂慶子さん…

本作では吉之助の母・満佐役でしたが

篤姫では幾島役でしたね^^)

時代もポジションも被っちゃってる…(゜゜)

ただ10年前の松田さんと

現在の松田さんでは

私の中での印象が結構変わっていましたので

今の松田さんは慶喜公いいんじゃないでしょうかね!

それから平清盛(2012)では

後白河天皇役も。

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どんな時代にあっても高貴なお方を演じられるww

みやびでちょっと曲者なイメージの松田さん。

この方が出ているだけで画面が華やぎますね。

 

徳川家定

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13代将軍・家定を演じられるのは

ピースの又吉さん。

髪型違うとまた別人のようですが

いい配役ですね!とても雰囲気があります。

将軍としては問題アリな人柄として認知されている家定。

早速、大事な評定の場で菓子を拾い食いして無言で立ち去るという

奇行が見られ、その存在感は異彩を放っていました。

篤姫はここに嫁いでいきますが

果たしてどんな夫婦になっていくのでしょうか笑

 

井伊直弼

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箱根藩主・井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)。

昨年のおんな城主直虎を観ていた方なら

井伊直弼登場シーンはぐっときたのではないでしょうか。

演じるのは佐野史郎さん。

ただ、この方昨年も登場していますね。

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今川家家臣の僧侶・雪斎どの。

今川に人質として連れてこられたおとわを

さりげなく助けてくれたお方でした。

結構今川にとっては重要ポジションであってもおかしくないのに

たったの1回しか登場しなかったのは

今年もかなりの重要ポジションでの起用が

決まっていたからなんでしょうかね。

 

 

ストーリー

ヒー様との出会い

斉彬について江戸までやってきた吉之助。

先に江戸に来ていた大山と俊斎に再会します。

祝いと称して二人に連れられたのは

磯田屋という旅籠…今で言うキャバクラ?

江戸に女遊びをしに来たのではないと

必死に振り切る吉之助ですが

ここでふきと再会します。

そしてふきのお客である

「ヒー様」に会うこととなるのです。

 

薩摩藩士の掟は厳しく

門限を破って見つかった吉之助は

罰として掃除番になってしまいました。

 

お庭方へ就任

一生懸命お金を集めて江戸に送り出してくれた

家族や郷中の人たちに申し訳が立たないと

思ったのもつかの間

吉之助は斉彬公のお庭方に就任します。

 

お庭方というのは建前で

実のところは殿様の警護役として

御前相撲で見せつけた腕っ節の強さから

仰せつかったこのお役目ですが

吉之助のカミングアウトによって斉彬は

幼き頃腕を負傷してべそをかいていたあの子が

目の前にいる西郷吉之助だということに気がつきます。

ゆえにこのお役目を引き受けることが

できませんと泣く吉之助を

「刀で守ることはできなくとも

私の手となり足となるのだ」と励まします。

 

吉之助が命かけすぎなので

「なんでもかんでも命をかけるな」との

斉彬公のお言葉には

よくぞ言ってくれたwwという思いでしたね笑

 

脱線:井伊直弼の登場

幕府の中心的人物である井伊直弼ですが

昨年のおんな城主直虎の井伊家の子孫ということで

ネットも大変盛り上がっておりました。

昨年のお話を踏まえて観ると

井伊直弼に対する印象が全く違いましたね。

歴史的にはあまりよく描かれない井伊どの、

このドラマでも薩摩からかなりバッシングされておりました。

去年と今年は独立した全く別のドラマであるということは

承知の上ですが

直虎を観たばかりだからこそ

和親条約、修好通商条約に至る思考にも合点がいきましたし

そこに通った一本の筋が

見えたように思います。

 

勝てる証しがないならば開国を受け入れる。

井伊直弼のこのスタイルは

弱腰とも捉えられましょうが

昨年の小野但馬守政次のセリフを彷彿とさせます。

 

「私なら、戦わぬ道を探ります。

戦に戦わずして勝つ、もしくは

戦いに及ばずとも済むように死力を尽くす。

周りの思惑にいやらしく目を配り、

卑怯者、臆病者よとのそしりを受けようと

断固として戦いませぬ。

それが、大国に挟まれた

小さな井伊が生きのびる

唯一の道かと存じます」

 

もう…名言!!

 

戦国の世真っ只中の井伊の状況と

異国の侵略を受けんとする日本の状況は

よく似ていると思います。

 

直虎と政次が必死で守り

直政が再興した小さな井伊が

後世でこのように生き続け

徳川幕府の中心となっていることに

感無量でした。

 

井伊直弼を佐野さんが演じるとまた

政次や父・政直のサイコパスみを感じられて

余計に嬉しいですね。

 

歴史上どうであったか云々は

言い始めたらキリがないので

点である史実を

どんな線でつないだか

どんなドラマを作り上げたかということが

重要だと私は思っております。

そういう意味では

昨年の直虎はまこと秀逸であったと

改めて気付かされましたね。

 

まとめ

過去の大河ドラマとリンクしたり

新たな発見があるのも大河ドラマの魅力ですよね。

吉之助が江戸でどんなはたらきをして

どんな人と出会っていくのか

楽しみに見守りたいと思います。

 

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byもっちー