TAIGATARI

大好きな大河ドラマの感想や考察を綴るブログ。2018年は西郷どん。同時進行で2017年のおんな城主直虎も振り返ります。

西郷どん第12話「運の強き姫君」感想

泣きました〜。

それくらいどっぷり浸かって観られるように

なってきた…よかった。

第12話です。  

 

まだ観てないよって方はこちら↓

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※ここからネタバレします↓

 

キャスト

本寿院

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ピン子さん…!

てなりましたよね、みなさん。

もう存在感と威圧感が只者ではありませんww

長年大奥のトップ張ってる方のオーラ全開ですよ。

さすがだ〜。

このキャスティングはひたすら褒め称えたいです。

篤姫をいびり倒すんだろうか…

こわい…でも観たい…笑

 

幾島

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第10話でも少し話しましたが

今回はがっつり。

第10話はこちら↓

西郷どん第10話「篤姫はどこへ」感想 - TAIGATARI

南野陽子さんイイですね!

今回も素敵な「ひか〜えよ」が聞けて嬉しい笑

具体的に何が良いかと言えば

やはり「目の演技」でしょうか。

特に篤姫を厳しく鍛え上げるシーンでの

この目にはやられました。

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厳しき中にも心配と愛情が見え隠れする目。

公方様に世継ぎができないと知ったあとの

難しいシーンだったと思うのですが

焦りや苛立ち、やりきれなさなど

色んな感情が入り混じった複雑な表情が

本当に素晴らしかったと思います。

 

それから、言葉も自然ですよね。

京都のはんなり言葉ですが

私は違和感全くありません。

(地元の方はどうなんだろう…)

調べたら、ご自身は兵庫のご出身なんですね。

京都の方の独特の裏表感といいますか

(偏見かも知れませんが)

本心が隠れている感じと雅な雰囲気がすごい。

出身は薩摩の幾島ですが

そこから京都、さらに江戸へと

登ってきた道のりには

威厳とたくましさを培うには充分な

苦悩と挫折と屈辱があったことは

容易に想像できます。

しかし本寿院さまを前にしても

堂々とした話しぶり。

味方であれば頼もしい存在です。

 

 ストーリー

ブルゾン幾島

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篤姫の輿入れの件が

2年も進まないでいたことに

しびれを切らした幾島が

ついに動き始めます。

 

将軍がダメなら大奥から攻めては、と

斉彬に進言します。

さすができる女・幾島。

スーパーキャリアウーマンです。

BGMにオースチン・マホーンを流したい。

 

幾島のプレゼント大作戦が功を奏し

ついに本寿院さまにお目通りがかなうことに。

贈り物は気に入ってもらえても、

外様の姫という完全に不利な条件での

御台所推挙のお願いは変わりません。

御台所を立て続けに2人亡くした息子・家定に

心を痛める本寿院のニーズを的確にキャッチし

篤姫の”丈夫さ”を推し、”運の強さ”でたたみかけます。

もう幾島が敏腕営業マンに見えてきました。

現代に生きていたら、間違いなく売り上げNo1営業マンとして

出世街道をひた走っていたに違いありません。

 

おそらくこの手の

「我が家の姫様いかがですか」営業は

他家からもあったことでしょう。

本寿院さまは御台候補の中から

家定に好きに選ばせることにしました。

「死なない御台所がほしい」と求める息子に

「死なない命はありませぬ」と優しく諭しながらも

幾島の、心に残る営業トークによって

本寿院さまは篤姫を推しました。

 

篤姫の決意

こうして篤姫の輿入れが決まりましたが

全てを知っている吉之助は

手放しでは喜べませんでした。 

 

家定に世継ぎはできないこと

身体が弱いことなど

伝えなくて良いのかと

斉彬に訴えます。

 

それを立ち聞きした、幾島は

動揺する気持ちを必死に隠し、一層篤姫を厳しく指導します。

見かねて止めに入った吉之助に

幾島が放った一言が強烈でした。

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「何もできひんくせに、おいたわしいなどと口にするのはやめなはれ」

よくぞ言ってくれました!!(拍手)

これです。ずっとこれを思っていたんだ私は!

吉之助は優しい。

気持ちに共感してくれる。

だけど何も解決してくれない。できない。

できないとわかったあとも何もしない←ここです。

多分幾島と私がイラっとしてるポイントここです。

 

世継ぎができないことはもはや嘆いてもしょうがない。

自分の問題解決能力の範疇を超えている。

それは幾島も思っている。

だけど

自分のできる範囲で

姫のためにできることを精一杯考えた結果の

愛のムチなのですよ。これが究極の優しさだと思う。

何があっても強く生きていくことができたら

世継ぎができなくとも薩摩や日本のために

役に立つことができるかもしれないと

そこに希望を見出したのです。

 

前回は冷静さを欠くな思慮深くあれ

お由羅さまに教わり

今回は

かわいそうと言うだけじゃ何も変えられない

幾島に教わり

吉之助は着々と、荒削りな若者から

洗練された青年へと成長していっていますね。

そんなんで大丈夫か〜?とハラハラしながら観ていた部分が

強きおなご達によって修正されていく。

ぶつかって、怒られて、形作られていく

その様が、観ていてスカッとします。

 

…あぁ

篤姫のこと書こうと思っていたのに。

 

家定の輿入れの本当の理由を聞いてもなお

篤姫はブレませんでした。

これもひとえに幾島の鍛錬のおかげでしょう。

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薩摩の姫となったときから覚悟はできておりましたと

力強く返します。

 

しかし、安政の大地震のさなか

助けに来た吉之助に

「私と遠くへ逃げておくれ」と

本音を漏らします。

「どこまでも、お供つかまつりまする」と

真剣に応える吉之助に

篤姫の気持ちが固まります。

 

理屈ではどうにもならない気持ちを

誰かがそのまま受け止めてくれたら

前を向けるときがありますが

吉之助はそれを素でやってしまう人。

本気で一緒に逃げようとしてましたもんね。

篤姫の、たったひとつのオアシスが吉之助なんだなぁと

ほっこりしながら観ていました。

 

まとめ

どうやら来週は本編を離れた

ドキュメンタリー調の番外編ということで

そんなん日曜8時にやることかという気持ちも

なきにしもあらずですが

めずらしい試みなので

楽しみに観たいと思います。

 

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byもっちー

西郷どん第11話「斉彬暗殺」感想

ネタバレが過ぎる直球タイトルですね。

第11話です。  

 

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キャスト

謎の男

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吉之助や斉彬の近くに潜み、

情報を集めたり毒を盛ったりしていた井伊の密偵

初め、吉之助はこの男が薩摩弁を話すので

薩摩の人間、すなわち先代の薩摩藩主・斉興の手先と

早合点してしまいます。

 

お由羅の方

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第4話でもちょこっと触れましたが

再びお由羅さま。

第4話はこちら↓

西郷どん第4話「新しき藩主」感想 - TAIGATARI

今回また斉彬の子・虎寿丸が死んでしまいましたが

前年のお由羅騒動のことがあるので当然ながら

疑われてしまいます。

しかし、今回は全くの無関係。

にも関わらずお由羅の仕業と信じて疑わない

猪突猛進な吉之助に

強烈なカウンターをかまします。

斉興とともに完全なヒール(悪役)なのですが

私はこのお由羅さまの返り討ち作戦は

見事で大変スカッといたしました笑

素直で愚直で忠義には熱いけれど

手先と対面しながらも取り逃し

挙句、誰が毒を盛ったかという確固たる証拠もなく

思い込みだけで敵陣に乗り込む吉之助を

一度やっちまってください!

 という欲があったからです。

浅はかにもほどがある!

これまでは正助どんがストッパーになってくれていたんです。

何の策も証拠もなく突進するのは

己の身を危険に晒すのみならず

仲間や、殿にまで影響が及ぶこと。

それを今回、背筋が凍るような高笑いで

教えてくれたのがお由羅さまでした。

 

吉之助にとっては屈辱の体験。

だけれども、今後のお役目には必要不可欠な

思慮深さと冷静さを教わったのです。

「誰でも正面きって真心を込めて話せばわかる!」

「一生懸命頑張れば何だってできる!」的な

甘い考えではこの先に行けないと

(割と今まではそれで済んじゃってたけど)

思い知らされる出来事でした。

 

ストーリー

虎寿丸死す。そして斉彬も…

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吉之助と相撲をとった直後

突然亡くなった、斉彬の息子・虎寿丸。

それでも、改革の動きを止めずに

働き続ける斉彬に

篤姫は「悲しくないのだろうか」と漏らします。

それを聞いて幾島は

「姫様が今何をおいても考えるべき事は

恥じる事のない御台所となり、お世継ぎさんを産むこと」と

諭します。

 

幾島は半分正しい。

何があってもブレずに目標を見失わない事

それこそが何かを成し遂げるためには

大切なこと。

斉彬の姿勢がまさにそうですね。

辛い事があっても成し遂げることができれば

死んでいった者への供養にもなると。

上に立つ者の振る舞い方を

幾島は教えているのだと思います。

 

半分正しいと言ったのは

成し遂げるためにはそれだけではいけないということです。

どの為政者を観ていても共通する事ですが

人の心を失っては

孤立していきます。

反発を招き、最後は潰されてしまいます。

 

だんだんと人らしさを失ってしまっている斉彬は

諸藩との密会で慶喜公にそっぽを向かれてしまいます。

「ここにはどうやらまともな父親は誰一人おらぬようじゃな」と。

 

さらにその後間も無く

斉彬も毒に倒れてしまいます。

 

 

斉彬さま、ぶちギレる

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吉之助の必死の祈祷のおかげか

なんとか一命をとりとめた斉彬。

 

吉之助は斉彬の身を守るため駆け回り、

毒の混入と暗殺の動きがあることを突き止めますが

暗殺を企てる者を特定する事はできず

無断で持ち場を離れ、調査をしていたことについても

「今はそんなことをしている場合ではない」と

斉彬から激しく叱責されてしまいます。

 

私はね、毒を盛った人を突き止めることは

大事なことだと思うけどな(・3・)

 

斉彬は「この命など惜しくない」と言うけれども

命を狙われているのは斉彬だけではなく

虎寿丸もであったわけで、

それはもしかしたら篤姫にも及んでいたかも

知れないということ。

篤姫は斉彬の計画にとっては大切な駒。

絶対に毒殺などあってはならないことなはずです。

吉之助は篤姫の用心棒。

その役目を全うしているとも言えます。

 

ただまぁ、斉彬にとっては吉之助は

お庭方以上の人物であったようでした。

斉彬がなぜ吉之助を側に置くのか。

「わしもお前と同じ、大バカ者だからだ」と

斉彬は言いますが、つまるところ

吉之助が自分と同じ志を持っているから

といったところでしょうか。

民のための国を作る。

最も人らしい初心を忘れてしまわないために

熱い心を持つまっすぐな吉之助が必要なのでしょうね。

 

温かい心で誓った目標のために

人の心を捨てて非情になること。

その矛盾とバランスの難しさを

考えさせられた回でした。

 

まとめ

最初の方に感じた色んな違和感が

江戸編を境に徐々に薄れてきています。

計算の上での違和感だったのなら

この先とても期待できそうです!

 

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byもっちー

西郷どん第10話「篤姫はどこへ」感想

新たなキャストが続々登場の

第10話です。  

 

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キャスト

橋本左内

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風間俊介さん演じる福井藩藩医橋本左内

直前に観たバラエティ番組の影響で

ちょっと変な人面白い人というイメージが

色濃く残ってしまっていて

ミステリアスなキャラクターなはずなのに

ちょっと面白みを感じてしまった私…。

 

慶喜公擁立の重要人物として

吉之助に多くの情報提供をしてくれました。

(してくれすぎて大丈夫かってくらいに)

 

幾島

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「ひか〜ぇよ」のセリフで

絶大なインパクトを刻み込んだ

南野陽子さん。

篤姫の指南役にはぴったりのお方だなぁと

今後が楽しみです。

 

ちなみに篤姫(2008)では

松坂慶子さんが幾島を演じられました。

未だにその印象が強く残っています。

すごく良かったなぁ〜。

 

ストーリー

篤姫、逃げ出す

国元の父が亡くなった知らせを受け

一人海に逃げてきてしまった篤姫

追いかけてきた吉之助の

「悲しかときは泣いたらよか」という言葉に

堪えてきた思いが溢れ出したシーンは感動的でした。

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そのあともらい泣きする吉之助に向かって

「西郷!めそめそするな、しっかいせい!」と

喝を入れる篤姫の言葉は

同時に自分自身にも向けられていたように思います。

 

幾島、始動

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家定の元へ輿入れが決まった篤姫

大奥で通用する立派な御台所にすべく

幾島が呼び寄せられました。

 

そしてまた、篤姫付き用人となった吉之助が

篤姫の受ける指南に倣って動作する場面や

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心配そうに見守る場面は

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本当に鈴木亮平さんが上手に演じられているなぁと

感動してしまいました。

吉之助の、相手の身になって物を考えたり

感じたりする能力というものが

自然に伝わってきて大変好感度があがりました。

と言うのも実を言うと

これまで私は、吉之助の優しさが

やや表面的なもののように感じていたのです。

そしてそれは今回も、やっていることとしては

変わらないように思うのですが

演技力の高さがそれをカバーしている。

 

これは、やってることはメチャクチャなのに

なぜか全てがかっこよく見えてしまう

渡辺謙マジックに近いものだと思います。

 

こんな一生懸命で優しい人なら

多くの人に慕われただろうなという器の片鱗が

見え始めた嬉しい回でした。

 

吉之助のセキュリティ能力

斉彬の密命を受けて動いている吉之助ですが

そのセキュリティ能力は

低すぎてイラっとするレベル

です。

こんな性格なので嘘もつけないし

何でもかんでも人に訊いてしまうし

意外と空気が読めない時があるし

声はデカイし。

真田丸(2016)やおんな城主直虎(2017)で

出来る男たちを見慣れたせいか

吉之助の隙だらけの仕事ぶりが

観ていてハラハラ…を通り越して

イラッとしてしまいますww

これも含めて伸び代があると

捉えればいいのでしょうが

国家の大事に関わるあの西郷となるまでに

どれほど人が違っちゃうのだろう…と。

 

成長した暁には

胸が熱くなるであろうことを期待して…

しばらくはイライラしながら観ます笑

 

まとめ

 

 

又吉家定様が最高すぎて

毎週、家定シーンを食い入るように観ています。

又吉さん多才だな〜。

家定・篤姫の絡みがどう描かれていくのか

大変期待しています。

 

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byもっちー

西郷どん第9話「江戸のヒー様」感想

江戸編のスタートです。

新しいキャストが続々と登場して

一層華やかに。

第9話です。  

 

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キャスト

ふき→およし

第2話で借金のカタに売られていった娘・ふき。

流れ流れて江戸の品川宿の磯田屋で吉之助と再会しました。

before

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after

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お…おう…ふきどん…

となったのは、私だけでしょうか…

職業柄仕方ないのでしょうが

ケバめの化粧で話好き

男の扱いにも慣れて

侍相手でも堂々と振舞うさまが

村にいた頃のふきどんとはまるで別人。

その変わりようから

大変な身の上であったことは察しがつきますが

本人は「家族と離れたときに比べたら」と

明るく振る舞います。

そんなふきどん、今は「およし」と名を変え

常連の「ヒー様」のお気に入りに。

吉之助と「ヒー様」を結ぶキーマンとして

これからも機能してくれそうですね。

ふきどん…ナチュラルメイクの姿も見られるといいな。

 

一橋慶喜(ヒー様)

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徳川最後の将軍となる慶喜(よしのぶ)。

演じるのは松田翔太さん!

わかる!すごく慶喜っぽい!

と思いました。

が、過去には

篤姫(2008)で14代将軍・徳川家茂役として出演。

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(あ、松坂慶子さん…

本作では吉之助の母・満佐役でしたが

篤姫では幾島役でしたね^^)

時代もポジションも被っちゃってる…(゜゜)

ただ10年前の松田さんと

現在の松田さんでは

私の中での印象が結構変わっていましたので

今の松田さんは慶喜公いいんじゃないでしょうかね!

それから平清盛(2012)では

後白河天皇役も。

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どんな時代にあっても高貴なお方を演じられるww

みやびでちょっと曲者なイメージの松田さん。

この方が出ているだけで画面が華やぎますね。

 

徳川家定

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13代将軍・家定を演じられるのは

ピースの又吉さん。

髪型違うとまた別人のようですが

いい配役ですね!とても雰囲気があります。

将軍としては問題アリな人柄として認知されている家定。

早速、大事な評定の場で菓子を拾い食いして無言で立ち去るという

奇行が見られ、その存在感は異彩を放っていました。

篤姫はここに嫁いでいきますが

果たしてどんな夫婦になっていくのでしょうか笑

 

井伊直弼

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箱根藩主・井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)。

昨年のおんな城主直虎を観ていた方なら

井伊直弼登場シーンはぐっときたのではないでしょうか。

演じるのは佐野史郎さん。

ただ、この方昨年も登場していますね。

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今川家家臣の僧侶・雪斎どの。

今川に人質として連れてこられたおとわを

さりげなく助けてくれたお方でした。

結構今川にとっては重要ポジションであってもおかしくないのに

たったの1回しか登場しなかったのは

今年もかなりの重要ポジションでの起用が

決まっていたからなんでしょうかね。

 

 

ストーリー

ヒー様との出会い

斉彬について江戸までやってきた吉之助。

先に江戸に来ていた大山と俊斎に再会します。

祝いと称して二人に連れられたのは

磯田屋という旅籠…今で言うキャバクラ?

江戸に女遊びをしに来たのではないと

必死に振り切る吉之助ですが

ここでふきと再会します。

そしてふきのお客である

「ヒー様」に会うこととなるのです。

 

薩摩藩士の掟は厳しく

門限を破って見つかった吉之助は

罰として掃除番になってしまいました。

 

お庭方へ就任

一生懸命お金を集めて江戸に送り出してくれた

家族や郷中の人たちに申し訳が立たないと

思ったのもつかの間

吉之助は斉彬公のお庭方に就任します。

 

お庭方というのは建前で

実のところは殿様の警護役として

御前相撲で見せつけた腕っ節の強さから

仰せつかったこのお役目ですが

吉之助のカミングアウトによって斉彬は

幼き頃腕を負傷してべそをかいていたあの子が

目の前にいる西郷吉之助だということに気がつきます。

ゆえにこのお役目を引き受けることが

できませんと泣く吉之助を

「刀で守ることはできなくとも

私の手となり足となるのだ」と励まします。

 

吉之助が命かけすぎなので

「なんでもかんでも命をかけるな」との

斉彬公のお言葉には

よくぞ言ってくれたwwという思いでしたね笑

 

脱線:井伊直弼の登場

幕府の中心的人物である井伊直弼ですが

昨年のおんな城主直虎の井伊家の子孫ということで

ネットも大変盛り上がっておりました。

昨年のお話を踏まえて観ると

井伊直弼に対する印象が全く違いましたね。

歴史的にはあまりよく描かれない井伊どの、

このドラマでも薩摩からかなりバッシングされておりました。

去年と今年は独立した全く別のドラマであるということは

承知の上ですが

直虎を観たばかりだからこそ

和親条約、修好通商条約に至る思考にも合点がいきましたし

そこに通った一本の筋が

見えたように思います。

 

勝てる証しがないならば開国を受け入れる。

井伊直弼のこのスタイルは

弱腰とも捉えられましょうが

昨年の小野但馬守政次のセリフを彷彿とさせます。

 

「私なら、戦わぬ道を探ります。

戦に戦わずして勝つ、もしくは

戦いに及ばずとも済むように死力を尽くす。

周りの思惑にいやらしく目を配り、

卑怯者、臆病者よとのそしりを受けようと

断固として戦いませぬ。

それが、大国に挟まれた

小さな井伊が生きのびる

唯一の道かと存じます」

 

もう…名言!!

 

戦国の世真っ只中の井伊の状況と

異国の侵略を受けんとする日本の状況は

よく似ていると思います。

 

直虎と政次が必死で守り

直政が再興した小さな井伊が

後世でこのように生き続け

徳川幕府の中心となっていることに

感無量でした。

 

井伊直弼を佐野さんが演じるとまた

政次や父・政直のサイコパスみを感じられて

余計に嬉しいですね。

 

歴史上どうであったか云々は

言い始めたらキリがないので

点である史実を

どんな線でつないだか

どんなドラマを作り上げたかということが

重要だと私は思っております。

そういう意味では

昨年の直虎はまこと秀逸であったと

改めて気付かされましたね。

 

まとめ

過去の大河ドラマとリンクしたり

新たな発見があるのも大河ドラマの魅力ですよね。

吉之助が江戸でどんなはたらきをして

どんな人と出会っていくのか

楽しみに見守りたいと思います。

 

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byもっちー

西郷どん第8話「不吉な嫁」感想

今までで一番刺さりました。

第8話です。  

 

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キャスト

伊集院須賀(いじゅういんすが)

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 前回の第7話で登場し

今回強烈なインパクトを残して退場となった須賀どの。

これまでで一番感情移入をして観る事ができた人物です。

もう出てこないのかな〜…うう残念。 

 

ストーリー

江戸行きが決まる

斉彬公直々のご指名で江戸行きのお供をすることが決まった吉之助。

小さい頃から憧れていた殿のもとで

夢にまでみた江戸に行ける!…はずが

父母を立て続けに亡くした西郷家の

大黒柱、稼ぎ頭となり嫁までとった吉之助は

手放しでは喜べませんでした。

長男はつらい!どうしてもしがらみがあるものです。

 

殴りあう正助と吉之助

お金も工面できず

貧乏暮らしの家族と

家族に馴染めずにいる嫁を残して行くのもはばかられ、

江戸行きを諦めかけている吉之助に

もどかしさを感じる正助。

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正助に「こげな嫁の言いなりになって…」

と言われ「人の嫁を悪く言うな」と激怒する吉之助。

正助の「こげな嫁」の言い方には

そこまでの悪意がなかったように聞こえましたが

吉之助は須賀どのが周りから悪く言われたり

誤解されたりしていることに

傷ついていると知っていたから

過敏に反応してしまったのでしょう。

 

後日、お金を工面して再度説得された際の

「もう、正助どんと殴りあうのは二度とごめんじゃ」

というセリフは完全にフラグですね…歴史上。

国家レベルで殴り合っちゃいますもんね…

 

かっこよすぎる嫁・須賀どん

西郷家でもっとも冷静で現実的な須賀どの。

「ガッツがあれば、なんでもできる!」的な

熱血家族とは相容れないのも当然のこと。

そもそも、借金したとたんに

みんなに米を振る舞ってしまうのをよしとする

西郷家の見栄っ張りというか能天気というか

その気質のおかげでどんぶり勘定だったであろう家計を

急に任され、価値観の違いに須賀どのが悩まされたことは

容易に想像できます。

 

ネガティブな現実を

誰も言わぬから言っているのに

須賀どのは西郷家では浮いてしまいます。

吉之助の手前言いはしないが

文句ばかり言う嫁と

思われていたことは

みんなの視線からも明らかです。

須賀どのは吉之助だけは理解者でいてくれたから

なんとか持ちこたえていたのでしょう。

それなのに、吉之助に江戸に行かれては

どんどん孤立していくのは目に見えています。

 

みんなが何とか吉之助を江戸に行かせてやりたいと

奔走するのを横目に

自分ができる一番お金を工面できる方法を

精一杯を考えた。

自分が嫌われ者であることを最大限利用した。

その結果が離縁だったのです。

 

吉之助に惚れ込んでいた須賀の父上なら

離縁までせずともお金を貸してくれたのでは?とも

よぎりましたが

それでは吉之助が受け取らないだろうし

自分がどんどん吉之助に惹かれていき

自分を置いていって欲しくないと思い始めていることが

いずれ出世の妨げとなることを考えて

身を引いたのですね。

 

まさに昨年(おんな城主直虎)の

小野但馬守政次を彷彿とさせる愛。

直虎を熱心に観ていた人なら

須賀どののわかりづらい愛情表現も

吉之助だけは須賀の思いをわかっていたことも

説明なしでピンときたことでしょう。

放送後SNS上では

「みなまでいうな」というコメントが

目立ちました…^^;

 

まぁでも見返せば

餞別だろうと手切れ金だろうと

大金を出してくれた父には

須賀どのがことの経緯を説明をする義務があるし

父がさせてくれた、吉之助との結婚は

間違っていたのではなくて

こういう形で終わってしまったけれども

自分は吉之助に惹かれていたと伝えられたのは

父上にとっても救いだったのではないでしょうか。

橋の上で泣く須賀どの、胸が痛むような思いが

伝わってきました。そして美しかった。

笑った顔が見たかったなぁ。

 

まとめ

心をもっていかれた良い回でした。

こんな回が続いていくといいなぁ。

 

吉之助のような下級武士が

斉彬から指名され、篤姫から指名されるというのも

歴史的にはちょっと考えにくい設定のような気もしますが

このドラマの中では

あの御前相撲と

斉彬を投げた一件が功を奏したということで

一応つじつまはあっていますから。

 

史実に忠実でなくとも

ドラマとして大きな感動があれば成功だと

私は思っています!

 

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byもっちー

西郷どん第7話「背中の母」感想

物語が動き始めてきましたね。

第7話です。  

 

まだ観てないよって方はこちら↓

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※ここからネタバレします↓

 

キャスト

大久保正助(のちの大久保利通

f:id:taigatari:20180225132451j:plain

 

第2話でも取り上げましたが

やはり今回も正助どんを讃えたい!

西郷どん第2話「立派なお侍」感想 - TAIGATARI

父とともに理不尽な謹慎の身となりながら

家で勉学を教え

いつでもお役目に戻れるよう

努力する姿…胸を打たれます。

 

吉之助の気持ちを誰よりも理解し

いつもそっと背中を押してくれます。

f:id:taigatari:20180225131414j:plain

「おいも江戸に行きたか〜〜!!」

と叫ぶところはぐっときました。

 

婚礼の席でも

自らの不憫さを少しもにじませることのない

綺麗でまっすぐな眼でお祝いを述べ、

夫婦の時間を作る気遣いができるので

優しいな〜と思うとともに

糸ちゃんは見る目がないな〜と笑

…歴史変わっちゃいますからね、無理ですけど。

 

あの年齢では抱えきれないほどの理不尽を一心に受けながら

腐らず周囲の人の気持ちを思いやることができる。

西郷隆盛という人物像とともに

大久保利通という人物像もまた

新しく描き直されているドラマだなと思います。

この先、歴史上で起こったことを考えると

吉之助と正助をこんな仲良く描かれちゃうと

もうツライとしか言いようがないです…。

 

西郷満佐(さいごうまさ)

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松坂慶子さん演じる吉之助の生みの母・満佐さん。

こんな早くみまかってしまわれるとは…

旦那さんである吉兵衛さんの

おのろけが満佐さんの死亡フラグかと思いきや

まさかの吉兵衛さん自身のフラグだったのは

驚きでしたね…

大河ドラマでは父や母がキーマンで

大事な時にはその言葉や生き様が

主人公の道標になるのが定石ですが

この夫婦はそこまでのインパクトはなかったような…

ただ明るく闊達でどうしようもなくお人好しなところは

しっかり吉之助に受け継がれているように思います。

全てを語りきって、息子の背中で死ぬというのは

リアルではないにしろ羨ましい死に方ですね。

 

伊集院須賀(いじゅういんすが) 

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美しき花嫁・須賀どのを演じられるのは

橋本愛さん。

お人形さんみたいに美しか〜〜!

美しいけれども愛想がなく

正直に思ったことを言ってしまうので

誤解されちゃうことも多いのでしょう…。

 

ストーリー

男はつらいよ

今回は死病におかされた母を助けるべく

望んでいない婚礼をしなければならない状況となった吉之助。

本人としてはお殿様にお熱ですから

次の参勤には殿・斉彬公について

江戸にのぼり、見聞を広めたいという本音がある。

にも関わらず長男という立場上

ここを離れるのは許されることではありません。

吉之助が嫁を取ってから

妹・琴ちゃんが嫁に行くという順番でないと

体裁としても綺麗ではないですし

女手が減ってしまい大家族の台所が回りません。

 

誰よりも家族を思いやる長男は

自分の欲求のままに駆け回ることができず

つらい立場だなぁと思いますが

鈴木亮平さんの好演によって

複雑な気持ちが上手に調和された吉之助が見られました。

 

嫁はつらいよ

私は嫁の立場で見てしまいますから

輿入れして立て続けに義父・義母を失うこととなる

身の上には同情します。

親の決めたこととはいえ

一生に一度の楽しく輝かしい新婚時代に

病にふせっている義母の看病や

義両親の葬儀などが重なり

残されたのは年老いた義祖母と

幼い子供たち。…そして借金。

とんでもない家に来てしまったな…と思うのは

当然のことでしょう。

というかこのドラマのストーリー上では

最初から女手要因、看病要因、子育て要因として

一度縁談を断ってきた家に迎えられた嫁ということ。

いくらこの時代のこととはいえ

笑えないキャラクターという設定がなくとも

笑えない状況でしょう。

幸せになってほしいと願わずにはいられない!

西郷どん!気張れ!

 

養女はつらいよ

縁組を求められている人がもう一人。

於一(のちの篤姫)です。

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斉彬公の養女となる養子縁組、

さらには江戸幕府に影響力を及ぼすための政略結婚。

この先に待つ運命を思うと早くもつらい。。

でも、於一ちゃんの華やかな打掛姿は早く見たい←

 

 

 

まとめ

 

いや…ここまで観て、この先の歴史を考えた時

こんなに親しかった人たちが

どのように時代に翻弄され

その関係性が変わっていってしまうのかと思うと

観たいような、観たくないような…。

だんだんと引き込まれている自分がいます。

みなさんはどうでしょう。

コメントお待ちしています!

 

 

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byもっちー

西郷どん第6話「謎の漂流者」感想

物語がだいぶゆっくり進んでおります。

第6話です。 

 

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キャスト

ジョン万次郎(中濱万次郎)

幕末のキーマン・ジョン万次郎を演じるのは

劇団ひとりさん!

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私は劇団ひとりさん好きですが

このジョン万次郎は

…ちょっと面白くなってしまってません?

真剣にお芝居なさっているというのは

十分承知の上ですが

ふだんの劇団さんのイメージが結構強くて…

抜けきらなくて…^^;

 

 

ストーリー

糸ちゃん走る!

御前相撲で斉彬公を投げ飛ばし

相撲に勝利した吉之助。

牢に入れられ

切腹との噂が囁かれておりました。

それを聞いた糸ちゃん

「吉之助さぁ!!」

と叫びながら牢まで猛ダッシュ

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我も忘れて切腹を止めにかかり

吉之助への恋心が

幼馴染のみんなにバレてしまいます。

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赤面する糸ちゃん

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そしてまた走る(かわいい)

 

ただ、これどういう感覚で観ていけばいいのかが

まだちょっとつかめていないのですが

私だけでしょうか…

 

今回西郷どんを観て気づいたのですが

ここ数年の評判がよかった大河ドラマ

違和感なく現代の感覚に寄せてきてくれていたと

思うんです。

当時の慣習や考え方、世界観は

もちろん大事にしつつ

人間的な、キャラクターの部分は

すんなり共感できるように

作られていた(今更気づきましたけど)。

今回西郷どんは

キャラクターの部分も明治以前の感じがします。

 

うまく言えないのですが

今のところ共感できる感覚をもった

キャラクターがいない。

そしてその筆頭が

糸ちゃんだと思うんです。

 

かと思えば

このご時世でこういう層の人間は

こういう感覚をもっていただろうという

スタンスで観ていくと

それがふっと裏切られるときがある。

どうしてそこだけ現代的なのって

ちょっと混乱するんですよね。

(斉彬公など先見の明がある御人は別として)

 

時代の転換期ですから

色んな考え方や感覚が

出てくるものでしょうが

物語の中でそうなるのは

もう少し先のような気がします。

 

この、キャラクターへの混乱が

計算だとしたらすごいですけどね。

 

 

数々の矛盾点

牢屋に入れられた理由

前回、疑問であった

吉之助が牢に入れられた理由。

それはジョン万次郎に

会うためだったということが

今回わかりました。

その上斉彬公は

刺客を放って吉之助が万次郎をどうするか

試していました(ハードな殿ですな…)

吉之助は万次郎を助けたのを見て

今度は「日本に戻ってきた真の目的を探れ」と

命じてきます。

 

いい人すぎる西郷家の面々

家計が苦しいにも関わらず

万次郎を温かく迎え入れる西郷家。

ただ「我が藩の重大な秘密を知ってしまった」客人に

誰も疑いの眼を向けないので

嘘を突き通そうと思えばできちゃいそうだなぁと…

去年(直虎)、一昨年(真田丸)と嘘に慣らされて

全然素直に見られなくなっている自分に気づきました^^;

 

真心は、人の心を動かす!

それを地で行く西郷どん!

ってところでしょうか。

 

みんな知ってるはずなのに

万次郎の告白により

「死を覚悟で帰国した理由はマザーへのラブぜよ」

ということが発覚しました。

この辺は作り話ではなさそうな部分でしたね。

ただまぁ、異国のスパイだったらそんなことでも言って

お涙頂戴で各藩の内情を探るくらいどうってこと…ごにょごにょ

マザーへのラブの話から

糸ちゃんのラブの話に展開していきます。

 

糸ちゃんが吉之助ラブだと

前回いち早く知った正助どん。

その気持ちをちゃんと伝えた方がいいと

糸ちゃんに話します。

 

篤姫(2008)でも報われなかった瑛太どん…

今年もこれでいいのかい…

と切ない気持ちになった視聴者の方も

多かったのでは。

 

家に閉じ込められていた糸ちゃんを

連れ出した琴と熊吉

思いを伝えた方がいいと説得する際

「(糸さぁの気持ちは)郷中の者もみんな知っちょる」

と言っていました。

 

しかし

 

思いを伝えようと走り出した糸ちゃんが

西郷家に着くと

「吉之助に嫁をもらおうと考えててな」

と笑いながら言う吉兵衛。

みんなが糸ちゃんの気持ち知ってるなら

その嫁にもらおうと考えている相手は

糸ちゃんのはず。

そうでなければもうちょっと申し訳なさそうに言うはず!

なのに相手は

「御前相撲で吉之助を見初めた」という別の女。

 

ついさっき

「みんな知ってる」って

言ってませんでした?

 

西郷家の人々は琴ちゃんと熊吉以外

全然知らなかった…!

糸ちゃんWショック!

 

もうタイトルは西郷鈍(せごどん)でよか

それでも勇気を振り絞って

吉之助に思いを伝える糸ちゃん。

そのときの吉之助さぁの表情がこちらです。

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…そんな顔する?

いや、どんなに意外でも

人から思いを伝えられて

そんな顔しちゃいます?

もう糸ちゃん立ち直れないよ。

百歩譲って告白って形が

この当時メジャーではないにしても!

 

そうして糸ちゃんは

海老原家に嫁いでいきます。

 

そうそう、糸ちゃん

どさくさに紛れて吉之助に

日本の未来託してましたね。

自由に好きな人同士が結婚できる世に、と。

そのくだりもやや唐突だったですが…

なんで糸ちゃんには吉之助が

世を変えられる器に見えていたんでしょうね…

後々回収してくれることを祈ります。

 

まとめ

回を追うごとに

感想が辛口になっていくような…^^;

直虎の前例がありますし

これからどんどん面白くなっていくことを期待して。

それにしても

西郷隆盛ほどの人物で

こんなにゆっくり話がすすんでいるのは

大丈夫なんでしょうか。

大事な部分がキュッとなってしまわなければ

よいのですが…。

 

 

おまけ

たまにネコになる薩摩人がかわいいので

載せておきます。

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